今回は昨年末に施工させて頂いたお客様のお話。
事の始まりは1年ほど前まで遡ります・・・
それはお客様の息子さんからのご相談でした。
「父の体調が思わしくなく、すでに心の準備をしている。
だけどお墓が急斜面にあり現状、お参りが難しい・・・でも、父が亡くなって残される母にお墓参りさせてあげたいんだ」
気丈に語って下さった息子さんですが、お父様とお母様への思いやりの裏には
いかほどの悲しみがあったかと思うと胸が締め付けられます。
御家族の墓地は自宅裏の急斜面に隣接しており、お参り時は急な坂道を這うように登らなければなりません。
お母様はとっても明るくてお元気な方ですが、さすがに登る事は叶わないほどの急坂。
このままでは家族でお墓参りをすることが出来ない、お墓を下し家族で入る先祖墓を作りたい!
御家族の切なる願いにお応えするべく、惣市石材建設は計画を練っておりました。
が、その時は突然に訪れ、お父様はご逝去されました。
悲しみに暮れる御家族とお話させて頂き、一周忌を目標にお墓を下し
時間をかけてお墓作りをさせて頂く事をお約束させて頂きました。
次回、「時の流れ・・・」につづく・・・